ヒマラヤカラコラム トラベル ブータン

チョモラリは最も人気のあるトレッキングコースであるものの、他のトレッカーに出会うことは滅多にありません。この九日間のトレッキングでは素晴らしい山の景色を楽しみながら珍しい動植物に巡り合うことができます。チョモラリ山(標高7315m)のふもとでのキャンプを経験しジチュ・ダケ(標高6989m)まで足を延ばします。トレッキング開始前の二日間はパロで身体を慣らしますが、ここは既に標高2500mです。この旅ではブータンの宗教・文化・伝統・そして希少な自然を間近に見て体験します。トレッキングの前後にブータンで最も有名な場所をいくつか訪ね、ブータンの人々との交流も楽しみます。

一日目 - パロからティンプーへ

パロに到着するとガイドが出迎え、ティンプーまで1時間の道をドライブします。途中でタチョガンラカンを訪ねます。タチョガンとは「最高馬を祀る丘の上の寺」という意味で、最も高名な建築家タントン・ギャルポが建てました。ティンプーには未だに信号はありませんが、見どころ満載の素晴らしい街です。ホテルで昼食後、タシチョゾンを訪問します。この壮大なゾン(仏教僧院)はウォン・チュ川の西のほとりで市の北側に位置し、かつて国会議事堂があったところで、現在はブータン国王の謁見室と省庁があります。
メモリアルチョルテンは1974年に第3代国王ジクメ・ワンチュックを崇めるために建てられた仏舎利塔です。次はクエンセル・ポダンのブッダポイント。51メートルの銅像の大仏(バシュ王座)は不滅の象徴で、大仏のそばからティンプー谷の雄大な眺めを堪能します。

二日目 - ティンプー

まず、国立ゾーリン・チュスム(ブータンの伝統美術13選)を訪ねます。今は美術学校として広く知られているところです。
1978年に創設された国立伝統治療院は、介護施設と病院を兼ね備え、伝統的な医療技術による診断と処方を行っています。伝統的に使われてきた薬草や塗り薬、そして薬湯は自然の動植物とミネラルを含み、生産機関で製造された後に国内の地域医療機関へ送られています。
王立織物学院ではブータンの主要産業である織物を体験します。男女それぞれの民族衣装と織物技術が展示されています。国立図書館は歴史的な資料や書物から様々な分野に関する現代書物、古い雑誌や木版印刷本と祈とう旗を蔵し、『ブータン』という名の世界最大の印刷本も見ることができます。チャンガンカ・ラカンは12世紀に建てられ、ティンプー市の北のモティハンにあります。中央には十一面観音が安置されています。その後はティンプー市内を散策し、買い物や地元の人との交流を楽しみます。夜は民族博物館で伝統料理に舌鼓。博物館は伝統的な農家を再現しており、ブータンの多くの人が今でも田舎で昔のままの生活をしているのがわかります。

三日目 - 十一日目”

三日目 - からドゥゲ・ゾン。早朝にティンプーを発ち、トレッキングの出発地点であるドゥゲ・ゾンまで車で移動します。ドゥケ・ゾンからパロ(標高2580m)を通りシャナ(標高2890m)へ向かいます。田んぼ沿いに歩く5時間の道です。

四日目 - シャナからソイ・タンタンカ(標高3575m)までパロ川沿いに美しい森を抜けていきます。6~7時間のトレッキングです。

五日目 - ソイ・タンタンカからジャンゴタン(チョモラリキャンプ地、標高4040m)まで4~5時間かけて進み、ヤクの放牧地を抜けて並木の上まで到達します。
六日目 - チョモラリキャンプからチョモラリ山の雄大な景色を思う存分お楽しみください。
七日目 - チョモラリキャンプからツォ・プ湖(標高4350m)まで透明な湖を見ながら緩やかな道を2時間から2時間半かけてトレッキングをします。
八日目 - ツォ・プ湖からドゥムゾ川かチェレラ(3800m)を通ってボンテ・ラ(4890m)まで5時間半歩きます。
九日目 - ドゥムゾ川からタグン・ラ(4120m)を通ってトンブ(4540m)まで4時間半歩きます。
十日目 - トンブからトンブ・ラ(4270m)を通りシャナ(2890m)まで5時間歩きます。
十一日目 - シャナからドゥゲ・ゾン(2580m)まで4時間歩きます。

十二日目 - パロ

この日はパロでゆっくりと観光をお楽しみください。ブータンで最も有名なゾンであるパロ・ゾン(リンチェン・プンとかリンブン・ゾンともいう。宝石の山の城という意味)を訪ねます。タ・ゾンはパロ・ゾンの監視塔として建てられましたが、1968年に改築され、国立博物館になっています。

十三日目 - パロ

この日は早く出発し、「トラの巣」として知られるタクツァン僧院を訪ねます。ブータンで最も有名で崇敬されているところで、パロ谷の900m上の岩肌にあります。さらに、キチュ・ラカンを訪ねます。7世紀にチベットのソンテェン・ガンポ王によって建てられた最古でありながら最も美しい僧院の一つです。

十四日目 - パロ

パロを出発し帰路へ。