ヒマラヤカラコラム トラベル ブータン

ブロクパ地方のトレッキング

メラ・サクテン地方は東ブータンのおススメの一つです。

この地は長年のあいだ外国人に閉ざされてきましたが2010年にやっと解禁になりました。ここに住むチベット原住民のブロクパ(牧畜民の意味)は独自の文化と伝統を守り続けています。

ブロクパはヤクとヒツジの酪農のみで生計を立てる遊牧民です。ヤクの放牧地はサクテン野生保護区の中に位置します。これはブータンでミゴイと呼ばれるイエティ(雪男)と保護区の貴重な自然を保護する目的で作られました。メラ・サクテンのトレッキングは4月から10月が良く、この時期はブロクパが高地の放牧地で狩りをする時期でもあります。またこの時期は高山植物の花々が咲き、メラ・サクテンの宗教行事であるツェチュが行われます。冬の間、ブロクパはカリング、カンルン、シンガール、Lauri 、Radi周辺の森林や放牧地で狩りをして生活します。

ヒマラヤの素晴らしい景色を見ながらパロから4時間ドライブすると、メラ・サクテンのトレッキングのスタート地点であるタシガンに到着します。トレッキングが終わってからインドとの国境の町サムドラップ・ジョンカーに着き、グワハーティー国際空港から出立します。このツアーは逆ルートでグワハーティーからスタートし、パロ国際空港で終了することもできます。

1日目:パロからプナカへ

パロの空港でガイドがお出迎え。この東ブータンツアーでまず向かうのはブータンで最も有名なゾンであるパロ・ゾン(リンチェン・プンとかリンブン・ゾンともいう。)は宝石の山城という意味です。タ・ゾンはパロ・ゾンの監視塔として建てられましたが、1968年に改築され、国立博物館になっています。

パロからプナカへ行く途中でタチョガン・ラカンを訪ねます。タチョガンとは「最高馬を祀る丘の上の寺」という意味で、最も有名な建築家タントン・ギャルポが建てました。ティンプーには信号はいまだにありませんが、見どころ満載の素晴らしい街です。

次に、アシ・ドルジ・ウォンモ・ワンチュクという現在の女王陛下が建てたドゥルック・ウォンゲル・チョルテン(108基の仏塔)を訪ねます。これはアッサム兵士の勝利を祝い戦死者の御霊を弔うために建てられました。峠からは雪に覆われたヒマラヤ山脈の荘厳な景色をお楽しみいただけます。

プナカ谷に到着後、チミラカンを訪ねます。プーナツァン川を見下ろせる丘の上にあるチミラカンは1499年にラマ・デュッパ・キンレイ(風変りな聖人)の従弟によって建てられました。彼は知恵の雷電という不思議な力を持ち、近くのドチュラの悪魔を制圧しました。ラマの雷電の木像がラカンの中に納められており、子宝や子供の安全を祈る人々で賑わいます。

2日目:プナカからブムタンへ

さらに東へと旅を続け、素敵な場所を訪ねます。ティンプー・ゾンに遷都されるまではプナカ・ゾンが政治の中心で、プンタン・テジュン・ポダン・ゾン(大いなる至福の宮殿)と呼ばれていました。今でも冬には僧侶がここに移住します。ここには18世紀中ごろに作られた金の仏陀像、グル・リンポチェ像、シャブドゥン像のほか、ゾンの中のウツェラカンには、ブータンの国宝中の国宝であるランジュン・カルサパニ(観音菩薩像)が安置されています。

その後、車でペレ・ラ峠を越えていきます。道の両側では群れを成して食べ物をあさっています。トンサの後はチェンデビ・チョルテンというカトマンズ式仏塔に立ち寄ります。

トンサに到着後はトンサ・ゾンというマンデ・チュ川沿いの渓谷にある難攻不落の要塞を訪ねます。正式名はチョコル・ラプテンツェ・ゾン。王室ゆかりのゾンで、初代と2番目の王はこのトンサ・ゾンから政治指揮をとりました。皇子はトンサ・ペンロブという役職についてから王位に就くというしきたりが今も残っています。

3日目:ブムタンからモンガルへ

タムシン・ゴンパはチベット仏教の一つであるニンマ派の中で最も重要な寺院で、パマ・リンパによって1501年に建てられました。クジェ・ラカンはブータンで最大かつ最も神聖な僧院と言われています。1652年にグル・リンポチェによって建てられたもので、グル・リンポチェの体を刻印した岩が納められています。その横には大きなヒノキの木があり、これはグル・リンポチェの杖から芽を出したと言われています。

ジャンパ・ラカンは659年にチベット王ソンテェン・ガンポが仏教の布教を阻止しようとする一派を制圧するために建てました。ジャンパ・ラカン・ドゥップ祭りはブータン最大の最も華やかなお祭りで、毎年10月に行われます。

午後は景色のいい道を通って3800mのTrumsing La峠と美しいLimithangを越えモンガルへ向かいます。

4日目:モンガルからタシガンへ

この日はタシガンまで4時間ドライブします。午後はタシガンの町の散策やトレッキングの準備にあててください。

5日目:タシガンから Nyeraama Chu谷へ

Challing(2145m)へ向かう道路まで1時間ドライブします。すると荷物持ちの動物が待っています。モン・ラ(3390m)、Nyeraama Chu谷を越えて3120mのキャンプ地へ辿り着きます。

6日目:Nyeraama Chuキャンプからメラへ

この日はNyeraama Chu 沿いにトレッキングします。午後から少しずつ登りはじめ、Gengo 村まで行きます。さらに1時間登ると3520mのメラに着きます。

オプショナル・トレッキングコース

1日目:メラからJomo Kuengkharへ

美しい道を歩きヤクの放牧地と神聖な湖であるAma Jomoへ行きます。

2日目:Jomo Kuengkharからメラへ

メラで数日過ごしたり、日にちが会えば地域の祭りを楽しむことができます。

7日目:メラからMiksa Tengへ

メラからNakchung La(4070m)までゆっくり登っていきます。メラとはここでお別れです。

ここからMiksa Teng(3520m)のキャンプ地まで急な下りになります。

8日目:Miksa Tengからサクテンへ

急な下り道をおり続け川沿いに下っていくとサクテン(3002m)にたどり着きます。

サクテンで数日過ごしたり、日にちが会えば地域の祭りを楽しむことができます。

9日目:サクテンからJyongkhar Tengへ

ここでサクテンはお別れです。少し登るとGamiri Chu谷に着きます。ここから深い森の中を歩きます。キャンプ地は1859mのJyongkhar Tengです。

10日目:Jyongkhar Teng から Phongmay、そしてタシガンへ

この日はJyongkharから数時間かけて高い丘をトレッキングしていきますPhongmay(1981m)まで上り下りを繰り返すと、後は車での移動です。1時間半のドライブでタシガンに到着。ここのホテルに滞在します。

11日目:タシガンからサムドラップ・ジョンカーへ

インドとの国境の町サムドラップ・ジョンカーまで車で5~6時間かかります。

12日目:サムドラップ・ジョンカーからグワハーティー国際空港へ

サムドラップ・ジョンカーから3時間でグワハーティー国際空港に到着します。そこから次の目的地へと向かってください。北東インドのアッサムやアルナーチャル・プラデーシュなどにも行くことができます。このツアーは逆ルートでグワハーティーから出発しパロ国際空港で終了するコースにすることもできます。